御山建て
鉾が建ち、
御山が建ち、
京都が活気づく
郭巨山は例年7月13日にお山建てが行われます。
大工方が午前中、御山の骨格となる部分を組み立てます。その間、保存会の有志は円山公園の収蔵庫から郭巨山町へ懸装品を運んだり、町家の飾り付けをします。午後少し回った頃、大工方の作業が終わると、御山に「常(掛)」と呼ぶ宵山期間のお飾りを施します。また会所には山鉾巡行の際、御山を飾る「よそいき」と呼ぶ懸装品を飾り付けます(2022年に町会所が改修され懸装品がより見やすく展示されるようになりました)。
会所のお飾りは「祇園牛頭天王」の掛け軸の位置決めから始まります。2022年は新しい会所で初めてのお飾りでしたので、特に時間をかけ慎重に作業されました。この位置が新しい会所でのお飾りの基準となります。
円山公園の収蔵庫から懸装品が運ばれてくるまでの間に、掛け軸を基準としてどのように飾り付けをするのかを決めていきます。
会所のお飾り付け
円山公園の収蔵庫からトラックで運ばれてきた懸装品を皆で順に降ろしていきます。懸装品は会所にお飾りするものと、御山にお飾りするものを分けて、運びます。
郭巨山では宵山まで御山を飾る「常掛け」と山鉾巡行で御山を飾る「よそいき」と呼ばれる飾りを毎年2組運んで飾ります。
「よそいき」飾りは宵山までの間は会所内に飾られます。新しくなった会所でよりよく見ていただけるよう、位置や角度などを慎重に調整しています。
2022年、新しくなったばかりの会所に初めて飾り付けられました。
御山のお飾り付け
四条通り北側には御山飾りも進んで、夕方までには提灯も上がります。
駒形提灯が一列ずつ上がります
2022年は郭巨山の町家が改修され新しくなった年、そして3年ぶりに山鉾巡行が復活したこともあり、京都の夏も活気が戻ってきた素晴らしい年となりました。
2022年に町会所が改修され町家のお飾りの方法が変わりました。
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