■文化財郭巨山

郭巨山は昭和三十七年(1962)に文部省(現文部科学省)文化財保護委員会より、重要民俗資料の指定を受けました。郭巨山には美しいだけでなく歴史的価値のある様々な懸装品により飾られています。ここでは懸装品とともに他の御山では見られない特徴についても解説をしています。

《郭巨山の特徴》

その1「日覆い屋根」

他の山では御人形の日除けに朱傘を用いていますが郭巨山では文政三年(1820)より紺地に神紋の日覆い屋根を用い、このため遠目にも郭巨山と判ります。


その2「乳隠し(ちかくし)」

乳(ちち)とは胴掛を吊すための小裂れで、それが目障りなので乳を隠すための飾り板を「乳隠し」といいます。乳隠しが進化したものが欄縁ですが郭巨山では重複して取り付けられ、金地彩色法相華文様の麗しい板絵の乳隠しと山鉾屈指の桐、桜、菊の細密な厚肉透彫りの欄縁が互いに引き立てあっています。


上:乳隠し 下:欄縁(クリックするとアップになります)

模様は上から桜、桐、菊の順、一番下のものは御山の後ろにつく欄縁です。
(本ホームページの上部写真の下のあしらいも欄縁と乳隠しです)

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