■文化財郭巨山

郭巨山は昭和三十七年(1962)に文部省(現文部科学省)文化財保護委員会より、重要民俗資料の指定を受けました。郭巨山には美しいだけでなく歴史的価値のある様々な懸装品により飾られています。ここでは懸装品だけでなく他の御山では見られない特徴についても解説しています。

《郭巨山の概要》

懸装品一覧

御人形(大人形、小人形)
寛政元年(1789)金勝亭利恭作。

■第一装
前掛:唐婦人遊楽図、天明5年(1785)中国製
左胴掛:呉道子描龍図、天明5年(1785)新調
右胴掛:陳平飼虎図、天明5年(1785)新調
後掛:福禄寿図、天明5年、前掛を改修
見送:唐山水仙人図、文化13年(1816)新調

左右胴掛は円山応挙の師、石田幽汀の下絵、見送は円山応挙の孫、円山応震の下絵による

■第二装
前掛:秋草図、昭和53年(1978)新調
左胴掛:杜若と白鷺図、昭和58年(1983)新調
右胴掛:雪持竹と鴛鴦(おしどり)図、昭和62年(1987)新調
後掛:阿国歌舞伎図、平成3年(1991)新調
見送:万葉美人に桃と菫図、平成6年(1994)新調

前掛、左右胴掛、見送は上村松篁の筆。四季を現す。後掛は山鉾では珍しい風俗画。

■その他
見送:林指峰寿叙文、寛政4年(1792)東福寺より寄進、明国嘉靖30年(1551)現在国立博物館に保管。
見送:郭巨漢詩文、昭和54年(1979)新調、橋本循賦詠、千宗室揮毫。
見送:昇り龍図、昭和56年(1981)新調、皆川月華作。
欄縁:前面桐、左面桜、右面菊の精巧な透かし彫り。

■特徴
乳隠し:胴掛を吊るす飾り板。郭巨山独特のもの。
日覆い障子:他の山は朱傘を用いるが、郭巨山は日覆い障子の屋根が他の山と一目で区別できる。


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